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ツァガンエブゲン Chaghan ebugen

世界大百科事典 第2版の解説

ツァガンエブゲン【Chaghan ebugen】

モンゴル語で〈白い翁〉の意。モンゴル族の間で崇拝された福神チャガンエブゲンともいう。この福神は中国や日本の寿老人(福禄寿)と同じもので,外形もよく類似し,白いあごひげを蓄えた長頭・肥満体の老人が白衣をまとい,長い杖を手にした姿をしている。モンゴル族の間でも福と禄と寿命をつかさどる神とみなされたことに変りがないが,とりわけ家畜の守護神として崇拝された。ラマ教寺院での法会のさいに催される跳舞(チャムツァム)では,獰猛な面相の護法神に扮した踊手の演技の後にこのツァガンエブゲンに扮した演者が登場するのが通例で,その軽妙でユーモラスなしぐさが観衆の人気を集め,またその演技中手に持つ杖で触れてもらった人は福と禄と寿命に恵まれると信じられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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