テイオウゼミ(その他表記)Pomponia imperatoria

改訂新版 世界大百科事典 「テイオウゼミ」の意味・わかりやすい解説

テイオウゼミ (帝王蟬)
Pomponia imperatoria

半翅目セミ科の昆虫。世界最大のセミで,体長7~8cm,前翅の開張は20cmを超えることがある。分類学的にはヒグラシ近縁な仲間で,形もそれを大きくしたようなセミである。体は淡褐色の地に黒紋を有し,翅は透明。前翅の脈上には暗色紋があり,翅底膜は橙色。雌の産卵管は腹端より突出しない。マレー半島だけに分布し,山間部に局所的に産する。雄は電灯によく飛来する。夕方遅くから夜にかけて鳴くらしい。テイオウゼミの仲間はほかに3種が知られ,いずれも大型種である。ボルネオにはクロテイオウゼミP.merulaが分布し,体は黒みが強く,とくに腹面は大部分黒色である。夜,トランペットのような声で鳴くとの報告がある。スマトラジャワなどにはやや小さいP.adustaが知られ,また,タイやラオス山地にはP.intermediaが分布し,夕方,ウシガエルのような低い声でやかましく鳴くという。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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