テメノス(その他表記)temenos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テメノス」の意味・わかりやすい解説

テメノス
temenos

古代ギリシアにおいてホメロスでは王または神の使用する領域を意味し,のちには神の領域の意で使われたギリシア語。この神の領域は,狭義には,神域または礼拝の中心となる神の祭壇を囲む神聖な境内を意味し,多くの場合神殿をも含んだ。デルフォイアポロンのテメノスのような大きなものには,宝物殿神像,劇場,関連諸神の神殿などもあった。また広義には神の祭祀に属する土地の全域さし森林牧草地,耕作地や,収益の得られる工場や漁場をも含む。

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世界大百科事典(旧版)内のテメノスの言及

【シュメール美術】より

… グティ人をメソポタミアから追い払ってウル第3王朝がシュメールの覇権を握った時代,すなわち新シュメール時代に,首都ウルは整備され,数多くの建築物が造営された。聖域テメノスTemenosにはジッグラトのほか,数多くの神殿が建設された。このジッグラトは3段の基壇を積み上げ,階段を巧みに配置し,最上段に神殿をもうけた壮大なもので,新シュメール時代の建築のもっとも優れた例といえよう。…

※「テメノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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