トウツバキ(読み)とうつばき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トウツバキ」の意味・わかりやすい解説

トウツバキ
とうつばき / 唐椿
[学] Camellia reticulata Lindl.

ツバキ科(APG分類:ツバキ科)の常緑小高木。中国雲南省原産でツバキに似るが、葉は楕円(だえん)形で表面の網脈が著しくへこむ。花は桃色の中大輪で花弁は5~7枚、子房に毛がある。

小林義雄 2021年4月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のトウツバキの言及

【ツバキ(椿)】より

… ツバキ属Camelliaは,中国原産のものが多く,いくつかの種が日本へ導入されている。その中でもトウツバキC.reticulata Lindl.とサルウィンツバキC.saluenensis Stapf ex Beanは日本のツバキによく似ているが,めしべの子房に毛のあることで区別される。トウツバキには多くの園芸品種がある。…

※「トウツバキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android