トベロ族(読み)トベロぞく(その他表記)Tobelorese

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トベロ族」の意味・わかりやすい解説

トベロ族
トベロぞく
Tobelorese

インドネシア西部,ハルマヘラ島北部のカウ湾周辺およびモロタイ島北部に居住するメラネシア系の住民。言語的にはオーストロネシア語族の北ハルマヘラ語群に属する。人口は数千人程度といわれる。焼畑農耕による陸稲,雑穀類の栽培と狩猟を主たる生業とする。かつては首長制を有し,いくつかの自律的な村落に居住していたが,今日ではこうした制度は失われた。親族組織は父系出自とも双系ともいわれる。 19世紀中期にキリスト教が伝えられ,住民はすべてキリスト教徒となった。他方祖霊悪霊信仰もあり,病気治療のためのシャーマニズム的な儀礼が行われる。

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