トランジット法(読み)とらんじっとほう(英語表記)transit method

日本大百科全書(ニッポニカ)「トランジット法」の解説

トランジット法
とらんじっとほう
transit method

系外惑星主星(または中心星、系外惑星が公転する恒星など)の前面を系外惑星が横切るときの光度変化を検出して、系外惑星を発見する方法。食検出法ともいう。観測中に主星の前面を惑星がうまく横切ることはまれであるが、光度変化(減光比)から主星との面積比が推定できる。また、減光の周期がわかれば、惑星の公転周期も推定できる。同様に、恒星の半径から惑星の半径が、恒星の質量からは惑星の質量がそれぞれ推定できる。惑星が恒星を横切る際に恒星の光が惑星の大気を通過するため、その分光観測により、惑星の大気の成分を分析する研究も進んでいる。

[編集部]

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デジタル大辞泉「トランジット法」の解説

トランジット‐ほう〔‐ハフ〕【トランジット法】

系外惑星探索法の一。惑星が主星の前を横切るときのわずかな明るさの変化を観測することで、惑星の大きさや公転周期を推定する。ケプラー宇宙望遠鏡で採用され、数多くの系外惑星が発見された。食検出法。

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