ドゥダ(読み)どぅだ

世界大百科事典(旧版)内のドゥダの言及

【ハンガリー】より

…ハンガリー民謡は,〈祭りの歌〉〈婚礼の歌〉〈愛の歌〉〈わらべ歌〉など,生活の中のいろいろな機会に歌われる歌の種類が多く,なかでもほとんど民謡化している〈古いクリスマスの歌〉とか,葬式のときに遺体のそばで泣きながら歌う〈嘆きの歌〉が,ハンガリー独特のものとして知られている。 民族楽器としては,管楽器の羊飼いの縦笛(フルヤfurulya),バッグパイプ(ドゥダduda),チター(ツィテラcitera),ハーディ・ガーディ(テケレーtekerő),ダルシマーの一種のツィンバロムなどがある。 器楽の分野ではジプシー(ロマ)音楽家の活躍が目だち,とくに弦楽器とツィンバロムの組み合わせによるジプシー楽団の演奏は,18世紀後半から19世紀にかけて,ハンガリー国内はもちろん,ヨーロッパの大衆音楽に君臨していた(ジプシー音楽)。…

※「ドゥダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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