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ドクハキコブラ Hemachatus haemachatus; spitting cobra; ringhals

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドクハキコブラ
Hemachatus haemachatus; spitting cobra; ringhals

トカゲ目コブラ科。南アフリカに分布する体長 60cmぐらいのコブラの一種。体表は,黒色の地に黄白色の不規則な小紋を散布するか,褐色の地に黒色の斑点を散布する。腹面も暗色。多くのコブラ類と違って,毒牙の先端の開口が前向きに開いているので,毒液をかなりの距離まで噴射することができ,敵の顔面,特に目に吹きつけて撃退する。ただし,この能力は本種にかぎられたものではなく,クロクビコブラ Naja nigricollisも同じ習性をもち,インドコブラなどでも 2mぐらいは毒液を飛ばすことができる。

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世界大百科事典内のドクハキコブラの言及

【コブラ】より

…熱帯アジアに分布し,最大の毒ヘビとして知られるキングコブラOphiophagus hannah(イラスト),アフリカ産のエジプトコブラN. hajeやケープコブラN.niveaなどはインドコブラ同様の威嚇姿勢をとるが,頸部の幅は狭い。熱帯アフリカ産のクロクビコブラN.nigricollisとリンガルスHemachatus haemachatus(英名ringhals)は,特別な毒牙(どくが)のしくみにより敵の目に的確に毒を吐きかけることができるドクハキコブラ(英名spitting cobra)と呼ばれ,数mの距離を隔てても威力を発揮する。オーストラリア産コブラ類は多くは美しい小型の一群であるが,全長3~4mの大型で,もっとも攻撃的な毒ヘビとされるタイパンOxyuranus scutulatus(英名taipan)なども含まれる。…

※「ドクハキコブラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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