ドブ島民(読み)ドブとうみん(英語表記)Dobuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドブ島民」の意味・わかりやすい解説

ドブ島民
ドブとうみん
Dobuan

パプアニューギニア東端ダントルカストー諸島の小島,ドブ島の住民言語オーストロネシア語族メラネシア語派に属する。起伏の激しいやせた土地でヤムいもを主とする焼畑耕作を営む。呪術妖術が発達しており,それは資源の希少性と関連しているともいわれる。土地をはじめ財産の継承は,ススと呼ばれる母系集団を通じて行われる。北にあるトロブリアンド諸島の住民との間でクラ交易を行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android