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ドンジョン donjon; keep

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドンジョン
donjon; keep

建築用語。キープともいう。中世ヨーロッパの城の望楼天守閣をいう。円形あるいは方形プランの大きな建物で,城塞の中で最も堅固に造られる。攻撃を受けた場合,防御の拠点となる部分で,周囲には堀がめぐらされ,出入りははね橋を通ってだけ可能である。十字軍の影響で 12世紀頃からさらに発達した。ロンドンのホワイト・タワー (1086~97) やクーシが有名。

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世界大百科事典内のドンジョンの言及

【城】より

…やや進んだ形式を備えるようになったのはノルマン人騎士たちの居城で,〈モット・アンド・ベーリーmotte and bailey〉システムと呼ばれる。モットは小丘のことで,円形の空堀を掘り,その土で中央に小山を築き,その頂上に丸太杭を密接させて打ち込んで円塔形の天守(キープkeep,ドンジョンdonjon)をつくり,それを城主の居館とした。こうした内郭の一端に隣接して,より広い敷地を囲んで外郭の堀を掘り,周辺に柵を打ち込んで,一族郎党の居住家屋を設けた。…

【天守】より

…城郭の中枢部に建てられた多層の(やぐら)建築。ヨーロッパの中世の城のキープ,ドンジョンなどと呼ばれる塔とくらべられるが,日本の天守は,城が防戦と指揮という軍事機能に加えて,城主の権威の象徴という政治機能を発揮するようになってから形式が確立したので,政治的な性格が強い。政治の拠点としての近世城郭には不可欠の要素となったが,実際は天守のない城や,計画されたが天守台だけ築いて天守は建てられない場合もあった。…

※「ドンジョン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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