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ナマジラ Albert Namatjira

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世界大百科事典 第2版の解説

ナマジラ【Albert Namatjira】

1902‐59
オーストラリアの画家。アボリジニー(オーストラリア先住民)のアランダ族出身。中央部のハーマンズバーグ伝道所に生まれ,牧童となり,のちに民芸品をつくって売った。1934年水彩画家レックス・バタービーが同伝道所に立ち寄り,ナマジラは絵具と画用紙を与えられたのがきっかけで彼に弟子入りし,38年メルボルンで個展を開いた。以後全国に知られ,高く評価された。オーストラリア中央部の風景を紫を多用した水彩画に仕上げる画風は,彼の息子とその他の亜流を生み,アランダ派と呼ばれて今日に至っている。

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世界大百科事典内のナマジラの言及

【オーストラリア】より

…オーストラリア自生のエートスを強調する文化ナショナリズムが台頭した1890年代の第1次文化興隆期には,ロバーツTom Roberts(1856‐1931)を筆頭に,マッカビンFrederick McCubbin(1855‐1917),ストリートンArthur Streeton(1867‐1943),デービズDavid Davies(1862‐1939),コンダーCharles Conder(1868‐1909)らの〈ハイデルバーグ派〉が印象主義手法をオーストラリア風に練り直し,以後画壇の主流となった。他方,西欧の水彩画法を学んだ先住民アボリジニーの画家ナマジラは,4万年に及ぶアボリジニーの土着の感覚をオーストラリア白人に紹介,アボリジニー画家の先駆となった。1930年代になると,文学や美術の分野で1890年代に確立した文化ナショナリズムが偏狭かつ時代遅れなものとなったので,それを脱皮しようとする動きが現れた。…

※「ナマジラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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