ニカイア信条(読み)ニカイアしんじょう(その他表記)Nicene Creed

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニカイア信条」の意味・わかりやすい解説

ニカイア信条
ニカイアしんじょう
Nicene Creed

(1) 第1回ニカイア公会議 (325) において採択された信条。エルサレム教会の洗礼式の信条を土台に,アリウス派に対して正統信仰を擁護する目的でつくられ,一部議員の躊躇を押切ってホモウシオス (同一実体の) という聖書にはみられない神学用語を挿入して父と子の絶対的同一性強調。さらにアリウス主義に対する4つのアナテマ (断罪文) が付加された。 (2) ニカイア=コンスタンチノポリス信条略称としても用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ニカイア

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む