デジタル大辞泉「ニュートラリーノ」の解説 ニュートラリーノ(neutralino) 素粒子物理学の超対称性理論から導かれる未知の超対称性粒子。ボース粒子のZボソン、フォトン(光子)、中性ヒッグス粒子の超対称性パートナーであるジーノ、フォティーノ、中性ヒッグシーノが混合状態にあるものとされる。電気的に中性なフェルミ粒子であり、重力以外にほとんど相互作用を起こさない。また、超対称性粒子の中で最も軽いと考えられるニュートラリーノはLSPと呼ばれ、宇宙論における暗黒物質の候補であるWIMPの一つとして挙がっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
素粒子事典「ニュートラリーノ」の解説 ニュートラリーノ 記号電荷質量スピンパリティ寿命分類 χ~00不明1/2 不明SUSY粒子 ★記号★未発見。中性のゲージボソンまたは中性のヒッグズ粒子の相棒に当たるSUSY粒子。またはそれらの混合した状態。フォティーノもニュートラリーノの一種である。ゲージボソンやヒッグズ粒子の種類数に対応して数種類存在すると考えられる。 出典 素粒子事典素粒子事典について 情報