超対称性理論(読み)ちょうたいしょうせいりろん(英語表記)supersymmetry theory

知恵蔵の解説

超対称性理論

フェルミ粒子には対をなすボース粒子が、ボース粒子にも同様のフェルミ粒子があるとする理論。相方の未発見粒子を超対称粒子と呼ぶ。重力を標準理論の力と同列に扱う対称性として期待を集める。超対称粒子は大昔の宇宙にはあったが、大半は消えたらしい。2003年以降、高エネルギー加速器研究機構(茨城県)などが、B中間子の崩壊実験で標準理論の枠外の粒子が現れた可能性を報告、超対称粒子も候補に挙がる。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

ちょうたいしょうせい‐りろん〔テウタイシヨウセイ‐〕【超対称性理論】

素粒子物理学における、超対称性に基づく統一理論。ボース粒子フェルミ粒子の交換に対する対称性があるならば、それぞれの粒子に対し、同質量でスピンが1/2だけ異なる超対称性粒子が存在し、既存のボース粒子、フェルミ粒子に対応する未知の超対称性パートナーをもつことが予想される。また、自然界に存在する四つの基本的な力(強い相互作用弱い相互作用電磁相互作用重力)を統一的に理解する理論として期待されている。超対称理論

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