Zボソン(読み)ゼットボソン

デジタル大辞泉 「Zボソン」の意味・読み・例文・類語

ゼット‐ボソン【Zボソン】

Z boson素粒子間の弱い相互作用を媒介するウイークボソンの一。質量陽子の約97倍、スピンは1で電荷はもたない。ワインバーグサラム理論でその存在が予言され、1983年にCERNセルンの陽子・反陽子衝突実験で実証された。中性弱ボソンZボゾンZ粒子

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百科事典マイペディア 「Zボソン」の意味・わかりやすい解説

Z(0/)ボソン【ゼットゼロボソン】

Wボソン

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世界大百科事典(旧版)内のZボソンの言及

【相互作用】より

…これらのいずれの相互作用もゲージ粒子と呼ばれるスピン1(重力相互作用の場合はスピン2)の粒子によって媒介されると考えられている。それぞれのゲージ粒子は,重力の場合はグラビトン(重力子),電磁力はフォトン(光子),弱い力はZ粒子(Zボソン)およびW粒子(Wボソン),強い力はグルオンであるが,このうちグラビトンについてはまだ粒子として発見されているわけではなく,またグルオンは理論的にふつうの状態では独立した粒子として観測されることはないと予想される。さらに上記の4相互作用のほかにヒッグス粒子と呼ばれるスピン0の基本粒子によって媒介される相互作用が存在する可能性があり,ゲージ粒子も上記の4種類のほかにいくつか存在する可能性もある。…

※「Zボソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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