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ニュールック戦略 ニュールックせんりゃくNew Look Strategy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニュールック戦略
ニュールックせんりゃく
New Look Strategy

アメリカの核戦略。 1953年 D.アイゼンハワー政権のもとで,いわゆる「大量報復戦略」が,J.ダレス国務長官によって明らかにされた。この戦略に適応するための軍備の整備方針を,当時の流行語をとって,ニュールック戦略と名づけた。この戦略は,通常兵力の削減による国防費の節減政策と相まって,ソ連による全面的,あるいは大規模な局地戦略に対し戦略爆撃機を中心とする大量核報復能力をもって抑止しようとするものである。これに伴い,大量破壊力をもつ熱核兵器 (水素爆弾) と優勢なジェット戦略爆撃機による戦略核戦力および戦術核兵器 (小型原子爆弾) ,戦闘爆撃機 (軽爆) ,短距離ミサイルによる戦術核戦力,さらに原子砲や砲兵ロケットの核弾頭による原子火力に依存して,兵員数を節減したペントミック師団など,いわゆる軍備の流線化が行われた。しかしまもなく,米ソ間に相互抑止関係が成立するようになり,ネオニュールック戦略 (→対都市戦略 ) ,あるいは通常兵力を重視する柔軟反応戦略が 1950年代末から 60年代にかけて出現するにいたった。

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