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戦術核兵器 せんじゅつかくへいきtactical nuclear weapon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

戦術核兵器
せんじゅつかくへいき
tactical nuclear weapon

主として軍事目標の破壊を目的とする核兵器。第一線の戦場用と戦線後方攻撃用とがある。広義には対潜,対空用を含む。キロトン級の分裂兵器を主とし,超小型融合兵器と推定される中性子爆弾のようなものも使用される。運搬発射法としては,火砲ロケット弾道ミサイル巡航ミサイル魚雷戦闘爆撃機軽爆撃機が使用され,地雷,機雷のような定置型もある。射程は 1000kmを限度とする。

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デジタル大辞泉の解説

せんじゅつ‐かくへいき【戦術核兵器】

戦場において、敵軍の部隊や陣地などの軍事目標を攻撃する核兵器。戦術核。→戦略核兵器

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世界大百科事典内の戦術核兵器の言及

【核戦略】より

…そして,この抑止を成立させるためには〈能力,コスト,意図〉の三つの条件,すなわち(1)敵はわれわれがその行動をとる能力があることと納得し,(2)敵が得る利益よりもその行動をとることによる損害(コスト)の方が大きいことを知らせ,(3)われわれが主張したとおり行動する意思をもっていることの3点が重要とされている。 この抑止の思想に基づく戦略を〈核抑止戦略strategy of nuclear deterrence〉と呼び,核超大国の核報復力の強大さを示すことによって大規模戦争の発生を抑止するとともに,核超大国の相互間で核戦争を防ぎ,さらに小型の戦術核兵器で局地的な通常戦争の発生を抑止する戦略がとられている。抑止戦略は,こうした核兵器使用の脅威で戦争を抑止するとともに,戦争が発生した場合,最小限に被害を食いとめるための危機管理の政策も包含している。…

※「戦術核兵器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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