ネバーイー(読み)ねばーいー(英語表記)Nevāī ‘Alīshīr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネバーイー」の意味・わかりやすい解説

ネバーイー
ねばーいー
Nevāī ‘Alīshīr
(1441―1501)

ティームール朝の詩人。ティームール朝に発展したチャガタイ文学の代表者。ヘラート名家に生まれ、スルタンフサイン・バイカラの重臣となる。イラン文学を取り入れ、これをトルコ語を通じて表現することにより、トルコ語の文学用語としての水準を高めた。ペルシアの詩人ニザーミーらの影響を受けた詩集ハムサ』は『ライラーとマジュヌーン』などを含む五部作である。

[永田雄三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android