ノルマン人の征服(英語表記)Norman Conquest

翻訳|Norman Conquest

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ノルマン人の征服」の解説

ノルマン人の征服(ノルマンじんのせいふく)
Norman Conquest

1066年ノルマンディギヨーム(ウィリアム)がイングランド侵入,征服した事件。エドワード懴悔(ざんげ)死後王位継承をめぐってアングロ・サクソンの貴族ハロルド(2世),ノルウェー王ハーラル3世,ギヨームの三者が争った。侵入してきたノルウェー軍を破ったハロルドに対して,ノルマンディからギヨームがイングランド南岸に上陸ヘースティングズの戦いでハロルドを敗死させて,ウィリアム1世として即位し,ノルマン朝を開き,集権的な封建国家樹立をめざした。イングランド史の一つの重大な画期となった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android