コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハマオモト(浜万年青) ハマオモトCrinum asiaticum var. japonicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハマオモト(浜万年青)
ハマオモト
Crinum asiaticum var. japonicum

ヒガンバナ科の大型の常緑多年草で,ハマユウ (浜木綿) ともいう。関東地方以西の本州から沖縄および朝鮮の済州島に分布し,海岸の砂地に生える。鱗茎は円柱状で,上部は多くの白色の葉鞘に包まれ茎のようにみえる。鱗茎の下部から太いひげ根を多数出す。葉は線状披針形,全縁の肉質で,鱗茎の上部から多数が集って出る。葉の基部は葉鞘となり,先端へいくに従って葉質は薄くなる。夏から初秋にかけて,葉腋から太くて長い花茎を出し,先端に十数個の白色で芳香のある花を散形花序をなしてつける。花糸は花被の口部に合生し紫色。葯 (やく) は線形で花糸にT字状につく。果実は球形の 蒴果で灰白色。種子は白色円形で水に浮き,長期乾燥しても発芽できる。この種のほかインドハマユウ C. latifoliumなど同属の近縁種がアジア,アフリカの海岸にあり,日本で栽培されている種類もある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

ハマオモト(浜万年青)の関連キーワードヒガンバナ科クリナム大島

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android