ハルカルモシリ(読み)はるかるもしり

日本歴史地名大系 「ハルカルモシリ」の解説

ハルカルモシリ
はるかるもしり

漢字表記地名「春苅島」のもとになったアイヌ語に由来する地名(島名)。天保郷帳には「東地嶋々之分」の「子モロ持場」のうちに「ハルカルモシリ」とみえ、島は近代に入り珸瑶瑁ごようまい村に包含された。「ハルカルモシリ」以外に異表記をみない。「蝦夷拾遺」によると無人島。「東行漫筆」の「シコタン之事」の項に「南の方ニ小島あり」として列挙された五島のなかに「ハルカルモシリ」がみえ、「右島ハいづれも樹木無之、図合澗ハ諸島ニ有之、飲水も有之由。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android