歯舞(読み)ハボマイ

デジタル大辞泉 「歯舞」の意味・読み・例文・類語

はぼまい【歯舞】

北海道根室市東部の地区コンブウニサケ漁が盛ん。第二次大戦時までは歯舞群島を含めて歯舞村をなした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歯舞」の意味・読み・例文・類語

はぼまい【歯舞】

  1. 北海道根室市東部の地区。コンブ・ウニ・サケ漁が盛ん。第二次大戦時までは歯舞諸島を含めて歯舞村をなした。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「歯舞」の意味・わかりやすい解説

歯舞
はぼまい

北海道東部、根室市(ねむろし)の一地区。旧花咲(はなさき)郡歯舞村。1959年(昭和34)根室市に編入。旧歯舞村は第二次世界大戦終結時以来ソ連、次いでロシアが占拠している歯舞群島を含めて一村をなしていた。名称はアイヌ語アポマイ(流氷のある島の意)による。根室半島南東部の漁村で、歯舞港があり、コンブ、イカ、ウニなどの沿岸漁業のほかに、サケ、マス沖合漁業も行われている。東約7キロメートルに、根室半島東端の納沙布(のさっぷ)岬があり、いわゆる「北方領土」が望める。

[進藤賢一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歯舞」の意味・わかりやすい解説

歯舞
はぼまい

北海道東部,根室半島南岸にある漁業集落。旧村名。 1959年根室市に編入。江戸時代からコンブ採取の基地として知られていたが,明治2 (1869) 年高田屋惣五郎が定住して,本格的にコンブ採取を開始して以来,来住者が増加して漁村が形成された。現在は漁港施設が整備され,コンブのほか,イカ,サケ,マスなどの沖合い漁業も行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android