ハービッグハロー天体(読み)ハービッグハローテンタイ

デジタル大辞泉 「ハービッグハロー天体」の意味・読み・例文・類語

ハービッグハロー‐てんたい【ハービッグハロー天体】

星形成領域に見られる星雲状の天体原始星周辺にはガスや塵が集まって円盤状になり、双極分子流と呼ばれる激しいジェットが形成される。ジェットは周囲星間物質を吹き払い、中心星からの高速プラズマ流が両極方向に放出され、星間物質と衝突して衝撃波を生じる。この衝撃波の部分がハービッグハロー天体であると考えられ、しばしば強い輝線スペクトルが観測される。HH天体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android