現代外国人名録2016 「ハービーハンコック」の解説
ハービー ハンコック
Herbie Hancock
- 職業・肩書
- ジャズ・ピアニスト,作曲家,編曲家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1940年4月12日
- 出生地
- イリノイ州シカゴ
- 本名
- Hancock,Herbert Jeffrey
- 学歴
- グリンネル音楽院,ルーズベルト大学,マンハッタン音楽学校
- 受賞
- アカデミー賞作曲賞(第59回,1986年度)〔1987年〕「ラウンド・ミッドナイト」,ジャズディスク大賞(日本)(金賞,第30回・32回)〔1997年・1999年〕「ザ・ニュー・スタンダード」「ガーシュイン・ワールド」,グラミー賞(第26回・27回・30回・37回・39回・41回・45回・50回・53回)〔1983年・1984年・1987年・1994年・1996年・1998年・2002年・2008年・2011年〕,ミュージック・ペンクラブ賞(録音・録画作品賞,1998年度)「ガーシュイン・ワールド」
- 経歴
- 7歳からピアノを始め11歳の時シカゴ交響楽団と共演。高校時代にジャズに目覚め、1961年1月ニューヨークに出てデューク・ピアソンの後任としてバード&アダムス・クインテットに加入。同年春同クインテットのメンバーとして初レコーディング。’62年最初のリーダーアルバム「テイキン・オフ」を発表し、その中の1曲「ウォーターメロン・マン」が大ヒット、出世曲となった。’63年5月マイルス・デービス・グループに参加、並行して自己のグループによる演奏も行った。’66年映画「欲望」の音楽を担当、’73年ヘッドハンターズを結成しシンセサイザーなどを導入して「ヘッドハンターズ」を録音、爆発的なヒットとなった。’76年ウェイン・ショーターらとVSOPを編成し、ニューポート・ジャズ・フェスティバルを始め世界中をツアー。’87年にはジャズ映画「ラウンド・ミッドナイト」のミュージカル・ディレクターを務め、アカデミー賞作曲賞を受賞。一方、アメリカ・ミュージック・アワードのプレゼンターを務めるなど、’80年代はジャズ界のみでなく音楽シーン全体で広く名を知られた。’98年ヘッドハンターズを再結成。他のアルバムに「ロック・イット」「ザ・ニュー・スタンダード」「ガーシュイン・ワールド」「ポシビリティーズ」、「リヴァー」(ジョニ・ミッチェルの曲をとりあげたトリビュート盤)など。’64年初来日して以来多数来日。日本で開催されるジャズフェスティバル、東京JAZZの音楽プロデューサーも務める。“フュージョン・ミュージック”の先駆者。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報