バッコス

大辞林 第三版の解説

バッコス【Bakkhos】

ギリシャ神話の神ディオニュソスの別名。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バッコス
ばっこす
Bacchos

ギリシア神話の酒神ディオニソスの異称。ラテン語ではバックス、英語式に発音すればバッカスBacchusとなる。バッコスの原義は未詳であるが、リディア系の名であるらしい。また、ローマ神話では、バッコスをディオニソスの呼称にし、豊穣(ほうじょう)と酒の神リベルLiberと同一視した。リベルは古いイタリアの神で、神話らしいものはなく、またこの神はもともとはディオニソスそのもので、ディオニソスの異称エレウテリオスEleutheriosのラテン語訳として、この名称ができたともいわれる。ローマのバッコスは、優雅で女性的な美青年として描写されるのが普通であり、ブドウの木と木蔦(きづた)、山羊(やぎ)とイルカなどが彼の聖なる動植物とされた。[伊藤照夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のバッコスの言及

【ディオニュソス】より

…豊穣とブドウ酒の神とされ,その崇拝は集団的興奮のうちに恍惚(こうこつ)境に入る祭儀を伴った。彼にはまた小アジアのリュディア語に由来するバッコスBakchosの別名があり,ローマ神話ではこちらを採ってバックスBacchusと呼ぶ。バッカスはその英語読み。…

※「バッコス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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