パサディナ(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)(読み)ぱさでぃな(英語表記)Pasadena

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

パサディナ(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)
ぱさでぃな
Pasadena

アメリカ合衆国、カリフォルニア州南西部、サン・ガブリエル山麓(さんろく)に広がる都市。人口13万3936(2000)。温暖な気候と美しい自然に恵まれるため高級住宅地として発達をしてきたが、文教都市としても知られ、多くの優れた実験・研究所をもつカリフォルニア工科大学(1891創立)がその中心をなす。また、電子機器、航空機、ミサイルセラミックス薬品、化粧品など工業の発達もみられる。1874年に町が開かれ、86年より市制が施行された。毎年1月1日に開催される大学対抗のフットボール試合ローズボウルは全米の注目を一身に浴び、約10万人収容のスタジアム超満員となる。試合に先だって繰り広げられるローズパレードも有名である。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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