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パシネッティ Pasinetti,Luigi Lodovico

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パシネッティ
Pasinetti,Luigi Lodovico

[生]1930.9.12. ベルガモ近郊ツァニカ
イタリアの経済学者。 1954年ミラノのカトリック聖心大学を卒業後,ケンブリッジ大学で学位を得,同大学のフェロー (1961~76) を経て,76年以降カトリック聖心大学教授。 J.ロビンソン,N.カルドア,R.カーンらのポスト・ケインズ派経済学を受継ぎ,P.スラッファの影響のもとに,理論経済学の諸分野で著名な業績を上げた。ケンブリッジ資本論争を主導した一人。また,利潤率決定には資本家の貯蓄性向のみが関与し,労働者の貯蓄性向や資本の限界生産力はまったく関与しないことを示した「パシネッティ定理」P/K=n/Sc (Pは総利潤,Kは総資本,nは自然成長率,Scは資本家の貯蓄性向) も有名。主著『経済成長と所得分配』 Growth and Income Distribution (74) ,『生産理論』 Lectures on the Theory of Production (77) ,『構造変化と経済成長』 Structural Change and Economic Growth (81) 。

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