パトラ(英語表記)Patra/Πάτρα

デジタル大辞泉 「パトラ」の意味・読み・例文・類語

パトラ(Patra/Πάτρα)

ギリシャ、ペロポネソス半島北西部の港湾都市イオニア海のパトラ湾に面する。古くからイタリアやイオニア海方面への海上交通要衝として発展。現在も同国有数の貿易港であり、オリーブ油、ワインを輸出するほか、タイヤ製造などの工業も盛ん。ギリシャ独立戦争時には同国で最初に蜂起したことで知られる。戦時中、オスマン帝国軍の攻撃で市街地が被害を受けたが、1830年代に再建された。アクロポリス跡に建てられた要塞、古代ローマ時代のオデオン遺跡などがある。パトラスパトレー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パトラ」の意味・わかりやすい解説

パトラ

パトレ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のパトラの言及

【イカット】より

…発生と伝播の経路については判然としていないが,過去の染織文化の交流から,インドを中心に西はイラン地方から南ヨーロッパへ,東は中国および東南アジア,さらに琉球,日本へと伝播していき,一方チリ,グアテマラなど中南米の絣は独自に発生したものではないかと考えられている。今日知られている世界の絣で最も代表的なものを挙げると,インドの婚礼用サリーに用いられるパトラpatolaと呼ばれる絹の経緯絣,北インド,イラン地方の絹のビロード絣,トルキスタン地方の華やかな絹の経絣,そしてインドネシアの木綿絣などがある。とくにインドネシアでは木綿の経絣が最も多く,ほとんど全域で行われている。…

※「パトラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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