パナテナイア祭(読み)パナテナイアさい(その他表記)Panathenaia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パナテナイア祭」の意味・わかりやすい解説

パナテナイア祭
パナテナイアさい
Panathenaia

古代ギリシアのアテネで,毎年7~8月にあたるヘカトンバイオン月の 28日に行われた,都市の守護女神としてアクロポリスに祀られたアテナ女神の祭り。行進,犠牲式,競技会などが行われ,刺繍された聖衣ペプロス車輪のついた船の帆柱に掲げられて運ばれ,女神に奉献された。行進の模様は,パルテノン神殿フリーズ浮彫にいきいきと表わされている。犠牲獣の肉は市民たちに配給され,競技の勝者にはアンフォラに入ったオリーブ油賞品として与えられた。4年ごとの祭りは,大祭として特に盛大に行われた。

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