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パルマス島事件 パルマスとうじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パルマス島事件
パルマスとうじけん

アメリカのフィリピン群島に属するミンダナオ島とオランダ領東インド諸島に属するナヌサ群島の最北端の島との中間に位置するパルマス島の主権をめぐって 1906年に起きた紛争。両国によって常設仲裁裁判所に提訴され,アメリカは同島が 1898年のパリ条約によってスペインから譲渡されたフィリピン群島に属すると主張し,オランダは同島がオランダ領東インド諸島の一部であると主張した。裁判は,パリ条約の締結時に同島がスペイン領であったかオランダ領であったかを基本に争われることとなり,その結果,同島発見以後のスペインの先占 (→無主物先占 ) が実効的でなく,オランダ東インド会社以後のオランダの宗主権が認められたため,同島がオランダ領の一部であるとする判決が下された (1928.4.4.) 。

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