ヒジャーブ

デジタル大辞泉 「ヒジャーブ」の意味・読み・例文・類語

ヒジャーブ(〈アラビア〉hijab)

ヘジャブ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ヒジャーブ」の意味・わかりやすい解説

ヒジャーブ

イスラム女性の着る,目だけを残して頭から足元まですっぽりおおう薄絹地の服。英語のブルカburka(アラビア語ベールを意味するブルクーに由来)も同義。北アフリカからアラビア半島で用いられる。長いゆるやかなカフタンを着て頭にベールをかぶり,目の部分をくりぬいた垂れ布を顔にたらす形式もヒジャーブと呼ばれ,サウジアラビアで慣習化している。同様に頭から体をおおう衣服をイランなどではチャドルという。
→関連項目タリバーン

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世界大百科事典(旧版)内のヒジャーブの言及

【ベール】より

…【池田 孝江】
[イスラム社会のベール]
 アラビア語ではブルクーburqu‘がベールを意味する言葉としては一般的である。〈覆い隔てる〉という意味をもつヒジャーブḥijābも使われるが,これはアラブの女性解放運動の旗手カーシム・アミーンが唱えたスフール(ベールを外すこと)と対置される語でもある。ブルクーは目だけを残して身体を覆い,足元まで届く長い薄絹であるが,顔との間にすきまを保つために,カサバという筒状の芯を入れ,資力のある者はこれに金や銀の細工をこらしたものを使う。…

※「ヒジャーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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