ヒドラゾン

化学辞典 第2版 「ヒドラゾン」の解説

ヒドラゾン
ヒドラゾン
hydrazone

カルボニル化合物ヒドラジンまたはその誘導体との脱水縮合生成物.アルデヒドヒドラゾン(RCH=NNH2,RCH=NNHC6H5など)とケトンヒドラゾン(RR′C=NNH2,RR′C=NNHC6H5など)がある.フェニルヒドラゾンは一般に白色結晶で,アルデヒドまたはケトンの検出および同定に利用されている.脂肪族アルデヒドのヒドラゾンは不安定で単離が困難であり,脂肪族ケトンのヒドラゾンも分解しやすい.ヒドラゾンはナトリウムエトキシドなどと加熱すると炭化水素を生成するので,カルボニル基の還元に用いられる.[別用語参照]ウォルフ-キシュナー還元

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む