ヒラニヤガルバ(その他表記)Hiraṇyagarbha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒラニヤガルバ」の意味・わかりやすい解説

ヒラニヤガルバ
Hiraṇyagarbha

インドの『リグ・ベーダ』の賛歌に説かれる世界創造の原因。「黄金の胎子」の意味で,太初に現れ万有の唯一なる主宰者となった。天地を安立し,山や海を生じ,神々の生気となり,神々および生類を支配し,世界の秩序を維持する。特に「神々の上に位する唯一神」であることが強調されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヒラニヤガルバの言及

【インド神話】より

…《リグ・ベーダ》にはまた若干の創造神話が見られる。祈禱主神ブラフマナスパティ(ブリハスパティ)とかビシュバカルマン(毘首羯磨)を万物の創造者とする説や,創造神が黄金の胎児(ヒラニヤ・ガルバHiraṇya‐garbha)として太初の原水の中にはらまれて出現したとする説がある。また,神々が万有そのものである原人プルシャPuruṣaを犠牲獣として祭祀を実行し,もろもろの世界を形成したという,諸民族の間に見られる巨人解体神話と共通な説もある。…

※「ヒラニヤガルバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む