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ビゴッド家 ビゴッドけBigods (Bigots)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビゴッド家
ビゴッドけ
Bigods (Bigots)

イギリス中世の名門貴族の家系。12~13世紀にしばしば国王と対立したことで知られる。ノルマン・コンクェストに際し,ウィリアム1世に従ったノルマン貴族ロジャー・ビゴッド(1107没)に始まる。ロジャーはイングランド東部に広大な所領を与えられ,その子ヒュー(1177没)はスティーブン王時代の内乱で王に反対の立場をとったが,初代のノーフォーク伯に叙せられ,次のヘンリー2世に対しても反抗した。2代伯ロジャー(1221没)はジョン王に反抗し,『マグナ・カルタ』の監視委員の一人。3代伯ヒュー(1225没)はペンブルック伯の共同相続人モードと結婚,所領を増大。4代伯ロジャー(1270没)とその弟ヒュー(1266没)は,ヘンリー3世の失政に反抗し,シモン・ド・モンフォールとともに改革を進めた。5代伯ロジャー(1306没)はフランス勤務を命じたエドワード1世に対し,「王みずから遠征隊の指揮にあたらざれば,王もわれ同様絞首刑に処せられよ」と頑強に反対したといわれる。しかし 5代伯ロジャーには男子の相続者がなく,死後所領は王の手に移り,ビゴッド家の主流は消滅した。

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