漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「ビタミンB17」の解説 ビタミンビーじゅうなな【ビタミンB17】 水溶性のビタミン様物質のひとつ。杏の種から発見された抗がん作用をもつとされるビタミン様物質。杏、さくらんぼ、梅、桃、りんごの種、びわの種・葉などに多く含まれる。ビタミンB17に含まれるシアン化合物がシアンに分解され、これががん細胞の増殖を抑制する効果があると多くの研究者から報告されているほか、肝機能の強化、肝炎・肝硬変の改善、解毒作用などの作用をもつと推察される。ただし、シアンは毒性物質のため、多量の摂取は危険を伴うので注意が必要。◇「アミグダリン」または「レートリル」とも呼ばれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報