ビチュメン(英語表記)bitumen

翻訳|bitumen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビチュメン」の意味・わかりやすい解説

ビチュメン
bitumen

天然に産出するアスファルトに似た炭化水素混合物。アスファルトと同義に使われる場合もある。黒色または黒褐色粘稠物質で,高分子量の脂肪族,脂環族,芳香族炭化水素およびチオフェン化合物などから成り,バナジウム,ニッケルなどの重金属を含むことが多い。 API比重 15度。原油地表に滲出して揮発分を失って産出する場合と,もともと重質の原油として存在する場合 (オイルサンド ) とがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android