ビニルハウス栽培(読み)ビニルハウスさいばい(その他表記)vinyl house culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビニルハウス栽培」の意味・わかりやすい解説

ビニルハウス栽培
ビニルハウスさいばい
vinyl house culture

ガラスの代りにビニルフィルムを利用した簡易温室で,野菜や花卉,果樹を栽培すること。 1953年頃それまでのペーパーハウスに代って現れ,54年頃には鉄骨造の連棟ハウスも生れた。栽培法には無加温栽培と,外気温に応じて暖房を必要とする加温栽培がある。不安定な気候や災害が避けられ,いつでも安心して野菜や花卉の生産ができ,あるいはみかんなどを早期に収穫できるなど,高収益が見込まれるので,急速に普及した。一方で,キュウリなど露地栽培ものに比べて光量不足や無理な栽培条件により色や味が劣るという批判があるほか,過湿になりやすいハウス内の労働が種々の健康障害を引起し,ハウス病と総称されている。

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