ビームコンパス(その他表記)beam compasses

精選版 日本国語大辞典 「ビームコンパス」の意味・読み・例文・類語

ビーム‐コンパス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] beam compass ) 製図器具一つ。直線定規のさおの両端コンパス脚を取りつけたもの。特に大きな円を描くのに用いる。さおコンパス。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビームコンパス」の意味・わかりやすい解説

ビームコンパス
beam compasses

製図用具の一つ。中心用尖端をもつものと描線器 (烏口など) 取付け用の2個1組で,いずれも定規板にねじ止めするようになっている。目盛りつき直線定規に所定の半径寸法だけ離して取付け,普通の両脚コンパスでは描けない大半径円弧を描くのに用いる。なおコンパスは両脚をもつので英語では必ず複数形で,単数形のコンパスは羅針盤,ビームコンパスは無線方向探知機の意味になる。

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世界大百科事典(旧版)内のビームコンパスの言及

【製図用具】より

…なお,スプリングコンパスには,中車式と外車式とがあるが,中車式のほうが脚の開閉が迅速であるのに対し,微細な調節は外車式のほうが優れている。 このほか,ドロップコンパスは,とくに精密な小円の墨入れに便利なようにつくられており,またビームコンパスは,大コンパスでもかけないような大円,または大円弧をかくときに,直定規などに取りつけて使用される。製図器には,以前はイギリス式,ドイツ式のほか,フランス式も用いられたが,現在ではほとんど使用されていない。…

※「ビームコンパス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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