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ピコルナウイルス ピコルナウイルス picornavirus

翻訳|picornavirus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピコルナウイルス
ピコルナウイルス
picornavirus

RNAをもつきわめて小さなウイルス群の総称。この群のウイルスは種類が多く,主として脊椎動物の消化管に寄生するほかに,しばしば中枢神経を侵すエンテロウイルス群,もっぱら脊椎動物の鼻腔組織に寄生する ERCウイルス群に大別される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピコルナウイルス
ぴこるなういるす
picornavirus

ピコルナウイルス科に属するウイルス群をいう。1本鎖RNAリボ核酸)ウイルスで、直径約30ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)の正二十面体の粒子。その名のとおり小さな(pico)RNA(rna)の形をするウイルスである。ウイルスRNAは宿主(しゅくしゅ)(ウイルスの寄生対象となる生物)細胞の細胞質でmRNA(メッセンジャーRNA)として働く。カプシドタンパク質はVP1、VP2、VP3、VP4の4種類があり、ウイルスRNAを囲んでいる。カプシドタンパク質は、ウイルスの抗原性やウイルスの宿主細胞レセプター(受容体)の認識を担っている。
 ピコルナウイルス科は病原性、抗原性、宿主の違いにより、5属に分類する。
(1)エンテロウイルス属Enterovirus ポリオウイルス(1~3型)、コクサッキーA群ウイルス(1~24型)、コクサッキーB群ウイルス(1~6型)、エコーウイルス(1~34型)、エンテロウイルス(68~72型)。
(2)ライノウイルス属Rhinovirus ヒトライノウイルス、ウシライノウイルス。
(3)ヘパトウイルス属Hepatovirus A型肝炎ウイルス。
(4)カルジオウイルス属Cardiovirus EMC(encephalomycocarditis)ウイルス、メンゴウイルス。
(5)アフトウイルス属Aphthovirus FMD(手足口病)ウイルス。[曽根田正己]

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