ピレネー(その他表記)Pyrénées

デジタル大辞泉 「ピレネー」の意味・読み・例文・類語

ピレネー(Pyrénées)

フランススペインとの国境をほぼ東西に走る山脈。長さ約430キロ。最高峰中部にあるアネト山で標高3404メートル。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ピレネー」の意味・わかりやすい解説

ピレネー[山脈]【ピレネー】

ヨーロッパ南西部,フランスとスペインとの国境をほぼ東西に走る山脈。スペイン語ではPirineos。延長約440km,最高峰は中央部マラデッタ山地のピコ・デ・アネト(3404m)。アルプス造山運動によって形成され,地形はけわしく,急流が多い。氷河はごく一部にしかないが,氷食地形は広く分布する。《ローランの歌》などで名高いロンセスバリェス峠(1057m)がある。中央部のペルデュー(ペルディド)山一帯は,1997年世界遺産(自然と文化の複合)として,フランスとスペインの共同で登録されたが,高地移牧の伝統を残している。
→関連項目アキテーヌアネト山アンドラスペインフランス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android