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フィザルム Physarum

世界大百科事典 第2版の解説

フィザルム【Physarum】

変形菌門真正変形菌亜綱フィザルム目に含まれる1属の菌類の総称。代表種はモジホコリカビP.polycephalum Schweinitzである。柄のある黄~灰色の胞子囊(高さ1.5~2mm)を,膜質の変形膜上に形成する。胞子囊は普通は,2~10個が不規則に合着した集塊状の頭部を形成している。外皮はもろく,細毛体は網状,胞子は紫褐色で,集まると黒色を示す。変形体は著しい原形質流動を示し,黄色。オートミールなどをえさとして比較的簡便に培養できるため,変形体を用い,原形質学,核学,形態形成や分化の生化学,遺伝学の研究材料として古くからよく用いられている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報