フェララ(英語表記)Ferrara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イタリア北部,エミリアロマーニャ州フェララ県の県都。ポー川支流のポーディボラノ川に臨み,ボローニャの北東約 48kmに位置する。かつてポー川河口に広がっていた潟湖の住民によってつくられた集落起源とし,古代にはフォルムアリエニと呼ばれた。中世には独立の都市となり,1240~1598年はエステ家によって支配され,その保護を受けて芸術,文学が栄え,ルネサンスの一中心地となった。のち教皇領となり,1832~59年のオーストリアによる占領後,1860年サルジニア王国に帰属した。農産物集散地で,食品,プラスチック,肥料などの工業も発達。城壁に囲まれ,エステ家の居城や 12世紀の大聖堂がある市街は,1995年世界遺産の文化遺産に登録された。フェララ大学図書館には L.アリオストや T.タッソのものをはじめ貴重な古文書が多い。人口 13万5369(2011推計)。

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