フェルウォルン(読み)ふぇるうぉるん(英語表記)Max Verworn

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェルウォルン
ふぇるうぉるん
Max Verworn
(1863―1921)

ドイツの生理学者。ベルリン生まれ。ベルリンとイエナの大学で学び、1891年イエナ大学生理学教授ビーデルマンWilhelm Biedermann(1854―1929)の下で教授の資格を取得、1901年マイスネルGeorg Meissner(1829―1905)教授の後任としてゲッティンゲン大学の生理学教授となる。1910年ボン大学に移り、1921年11月23日死去するまでその職にあった。一般生理学の創始者で、1902年、学術雑誌『一般生理学時報』Zeitschrift fr allgemeine Physiologieを創刊(死後廃刊となる)。細胞生理学とくに神経系の一般生理学の興奮、疲労、麻酔、催眠などの研究に主力を注ぎ、名著『一般生理学』Allgemeine Physiologie(1894)を刊行、7版(1922)を重ねた。『生気論と新生気論』Vitalismus und Neovitalismusその他の著書があり、幅広い自然哲学の造詣(ぞうけい)がうかがえる。このほか人間の精神発達史に興味をもち、有史前の絵画、石器、護符、子供の描いた絵などを多数収集した。[中山 沃]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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