フォトニクス(読み)ふぉとにくす(その他表記)photonics

翻訳|photonics

デジタル大辞泉 「フォトニクス」の意味・読み・例文・類語

フォトニクス(photonics)

光の性質を応用する装置技術についての工学の一分野。光通信光デバイスなどで実用化されている。オプトエレクトロニクスをさす場合もある。光工学光子工学

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォトニクス」の意味・わかりやすい解説

フォトニクス
ふぉとにくす
photonics

光工学のこと。電子(エレクトロン)を扱う電子工学(エレクトロニクス)に対して、光子フォトン)を扱う工学をフォトニクスとよぶ。光学(オプティクス)を取り入れた電子工学は光エレクトロニクス(オプトエレクトロニクス)という。

 光は波(電磁波)と粒子(光子)、両方の性質をもつが、その粒子性に着目した研究や技術開発をさす。1960年代のレーザー開発やオプトエレクトロニクス研究の進展以降、注目されている分野であり、光通信、光半導体や光デバイスなど、実用化が進められている技術も多い。とくに、ナノ(10億分の1)メートル精度で技術開発が行われているナノフォトニクスでは、ナノスケールでの加工や計測、さらにナノ物質など、材料工学の面からも期待は大きい。

[編集部]

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