フランス労働党(読み)ふらんすろうどうとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フランス労働党」の意味・わかりやすい解説

フランス労働党
ふらんすろうどうとう

マルクスの女婿ラファルグおよびゲードの指導のもとに、1882年に成立したフランスで最初のマルクス主義政党。当初、偏狭な革命至上主義を奉じて弱小政党にとどまったが、80年代末より、議会への進出を重視する「改良主義」に転じて発展し、90年代中期には社会主義諸党派中、最大の規模を誇った。中央集権的な全国組織と体系的な理論を備えた初の政党として、フランス社会主義運動に新風を吹き込んだが、革命を目標とする理論と選挙を重視する現実との矛盾に苦しみ、また理論の重視は労働者層での党勢拡大を阻んだ。1902年ブランキ派と合同したのち、05年、統一社会党に合流、解消した。

[相良匡俊]

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