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フリティヨフ物語 フリティヨフものがたりFrithiofs Saga

世界大百科事典 第2版の解説

フリティヨフものがたり【フリティヨフ物語 Frithiofs Saga】

スウェーデンの詩人テグネールの長編叙事詩,1825年刊。彼の代表作で完成まで5年の歳月を要した。同名の古代アイスランド・サガに想を得て,古代北欧の英雄の生涯,氏族間の闘争と復讐に,フリティヨフとインゲボリとの愛の経緯をちりばめて歌い上げたもの。ゲーテはこれを激賞し,ロングフェローは翻訳をするなど海外でも高い評価を得た。しかし作者自身はこの作品発表後,詩人としての活動は停滞した。【田中 三千夫】

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世界大百科事典内のフリティヨフ物語の言及

【ゴート同盟】より

…指導的な人々としては作家アドレルベトJacob Adlerbeth,歴史学教授イェイイェル,スウェーデン体操の父リング,詩人テグネール,詩人アフセリウスArvid August Afzeliusが有名。機関誌は《イードゥナIduna》(1811‐24,1845)で,これにゴート主義ロマン主義の最高傑作,テグネールのロマンス《フリティヨフ物語》の一部が初めて発表された(1820)。この運動は1820年代に停止していくが,その精神は後のパン・スカンジナビア主義と,学問研究(とくに北欧諸語の研究)のなかに継承された(新ゴート主義)。…

※「フリティヨフ物語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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