ブラッドハウンド(読み)ぶらっどはうんど(その他表記)blood hound

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラッドハウンド」の意味・わかりやすい解説

ブラッドハウンド
ぶらっどはうんど
blood hound

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、ベルギー原産。比較的大形の獣猟犬嗅覚(きゅうかく)に優れ、追跡犬として活躍してきた。本犬種の特徴は、その顔面の深いしわや長い垂れ耳など、独特の風貌(ふうぼう)にあるといえよう。深くくぼんだ目や下垂した下眼瞼(がんけん)、露出した瞬膜などが、きわめて印象深い容貌を形づくっている。鼻鏡は大きく、口唇も大きく垂れ、のどの皮も緩く垂れている。尾は長く先細りとなり、高く掲げられるが、巻くことはない。被毛は短毛で、黒と淡褐色、赤と淡褐色、黄褐色などがある。体高58~69センチメートル、体重36~50キログラム。猟犬のほか、捜索犬としても用いられる。

増井光子

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「ブラッドハウンド」の解説

ブラッドハウンド【Bloodhound】

ベルギー原産の大型犬。嗅覚に優れ追跡が得意で、警察犬として行方不明者犯罪者などの捜索に使われている。ブラッド純血意味である。JKCでは、第6グループ(嗅覚ハウンド)に分類する。◇セント・ヒューバートともいう。

出典 講談社犬&猫:ペットの品種がわかる事典について 情報

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