ブルグンドローマ人法(読み)ブルグンドローマじんほう(その他表記)Lex Romana Burgundionum, Liber Responsorum, Responsum Papiani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルグンドローマ人法」の意味・わかりやすい解説

ブルグンドローマ人法
ブルグンドローマじんほう
Lex Romana Burgundionum, Liber Responsorum, Responsum Papiani

5世紀の末ブルグンドのローマ人を対象として制定された部族法法典編纂にあたっては,『テオドシウス法典』『グレゴリウス法書』および『ヘルモゲニアヌス法書』,ガイウスパウルス著書などを資料としているが,アラリック抄典も利用されたと考えられる。内容は民法刑法刑事訴訟法にわたる。アラリック抄典とは異なり,抜粋した正文を単なる羅列ではなく,自由かつ有機的に変更,統一した点に特徴がある。ブルグンドでは,この法典発布により古典ローマ法はすべて効力を失うことになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む