プラスチックゾル(読み)ぷらすちっくぞる(その他表記)plasticsol

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラスチックゾル」の意味・わかりやすい解説

プラスチックゾル
ぷらすちっくぞる
plasticsol

プラスチゾルplastisolともいい、数マイクロメートル以下の粒子径の微細粉末樹脂を可塑剤に分散させてペースト状にしたもので、ポリ塩化ビニルが多い。可塑剤のほかに着色顔料、安定剤、充填(じゅうてん)材などを加えてスラシュ成形(ゾルを加熱した金型に注入し、型をさらに加熱してゾルを固化させるプラスチック成形法の一種)で中空製品の人形などを製造する。ペースト状ポリ塩化ビニルを使用するペースト加工はその一例である。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む