プラスチックゾル(読み)ぷらすちっくぞる(英語表記)plasticsol

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラスチックゾル」の意味・わかりやすい解説

プラスチックゾル
ぷらすちっくぞる
plasticsol

プラスチゾルplastisolともいい、数マイクロメートル以下の粒子径の微細粉末樹脂を可塑剤に分散させてペースト状にしたもので、ポリ塩化ビニルが多い。可塑剤のほかに着色顔料、安定剤、充填(じゅうてん)材などを加えてスラシュ成形(ゾルを加熱した金型に注入し、型をさらに加熱してゾルを固化させるプラスチック成形法の一種)で中空製品の人形などを製造する。ペースト状ポリ塩化ビニルを使用するペースト加工はその一例である。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android