ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラネットB」の意味・わかりやすい解説 プラネットBプラネットビーPLANET-B 日本の宇宙科学研究所が開発した火星周回探査機。第 18号科学衛星。 1998年7月にM-Vロケットによって鹿児島県内之浦の発射場から打ち上げられ「のぞみ」と命名された。火星周回の長楕円軌道に投入され,火星大気 (プラズマ) と太陽風の相互作用を調査したり,火星大気の組成や構造について研究を行なう予定だった。 1998年 10月地球重力圏離脱時に燃料供給系にトラブルが発生,軌道計画を大幅に変更し火星への接近を当初の予定より4年遅れの 2003年 12月に変更した。しかし,その後もトラブルが続き 2003年 12月9日,火星周回軌道への投入を断念した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by